効く薬

ニキビは潰すとよくない?

にきびを潰すと跡が残る!悪化する、などの噂はありますが、実際ににきびを潰すとどうなのでしょうか?実は、にきびを潰していい段階と、潰してはいけない段階というものがあるのです。
ニキビの芯、と呼ばれるにきびの中心にある硬い棒状のものは角栓、と呼ばれ、皮脂の分泌過剰や、肌の再生周期が上手く定まらず、角質が厚く、毛穴をつまらせてしまうことで出来てしまい、皮膚表面にぷっくりと腫れたにきびを作ってしまいます。
このにきびというのは、その悪化の度合いにより、実は4段階あり、毛穴に皮脂が詰まってきた状態のものを白ニキビ、それがさらに進行して、皮脂が酸化されて黒くなると、黒ニキビに、そして細菌が繁殖しだして皮膚が炎症を起こして赤くなってきたら赤ニキビ、最後に毛穴の中に膿が溜まってしまい、真ん中が黄色く腫れ上がったものを黄ニキビといいます。

この段階の中で、潰していいものは最初の二段階の黒ニキビと白ニキビです。
この段階では、皮脂が毛穴にたまっている状態なので、それを取り除けば治療できます。
清潔な手とピンセットでにきびの中心に少し傷を入れ、中の膿とにきびの芯を取り除くことで、あとも残らず、にきびを治すことが出来ます。

この時、膿を出しきれなかったり、不清潔な手で器具を扱ったり、にきびを取り除いた後にきちんとケアしなかったりすると、ニキビの段階関係なく跡になってしまうことがあります。
また、この段階であっても跡が残ってしまうのであれば、他の理由としてアレルギー反応であったり、体質などであるので、跡が残る場合は医療施設で適切な治療を受けましょう。
赤ニキビ以降でにきびを潰してはいけない理由は、毛穴の奥の部分で炎症を起こしているので、にきびを潰してしまうと、傷口から細菌を入れてしまったり、過剰な免疫反応でにきびが悪化する事も考えられます。
そのため、赤ニキビであると判断できるのであれば、自分で処理することは避けるようにしましょう。

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